2021.07.17スラローム艇修理

こんにちは。本日はスラローム艇の修理です。

絶好の修理日和ですね。

修理箇所先端、前と後ろの2箇所。

まずは、軽い方。

そして重いほうです。完全に穴が空いてますね。

ただ、これほどの穴が空いていたとしても、修理の考え方自体はなにも変わらないです。

平らな面を作り出して必要な強度を積層する。

この基本に沿って修理します。

先端(前)のケブラーを剥がし、なるべく表面を削ります。そしてマスキング。これで積層の準備は完了。

先端(後)は、アルミテープが貼ってあります。アルミテープの強度だと、ほとんど強度の足しにならないし、こういったテープは割れを見えなくする原因になるので、個人的にはあまり好きではないです。剥がすのが手間というのもあります。剥がさないと修理できないので、スクレーパーで剥がしていきます。

陥没部分をポリパテで埋めます。曲線を作れる用に少し集めに盛ります。

垂れてくるので、乾燥するまでマスキングテープで軽く型取りします。

ポリパテが固まったら、削って形を作ります。

エポキシでケブラーを積層します。スラローム艇の先端部分はよくぶつかって削れやすいので、ケブラーを2枚積層します。曲面に貼る場合、貼った繊維が浮いてきてしまうので、ピールプライで抑えます。

先端(後)も同様に処理します。本日は暑かったので、硬化が早くて結構ギリギリでした。

以下、修理前と修理後の画像になります。

強度自体は担保できましたが、表面がザラザラしてます。次週、表面処理をして仕上がりになります。